私と不登校と両親
私の両親は正反対の性格をしています
父⇛静
母⇛動
といった感じです。(どちらにも暴力を振るわれたことはありません)
私に対しても正反対で、
父⇛無関心
母⇛過干渉
といった感じです。中間が欲しいところですね。
私に関心を持ち干渉することはなかった父ですが、一つだけ忘れられない出来事があります。
小学生の時の話。
絶賛孤立中&悪口言われまくりだった私はいつものように学校に行きたくありませんでした。毎朝行われる母との攻防戦(引きずってでも行かせようとする)。鬼のようでした。
中学高校なら行かなければ将来に関わるのでわかります。 小学校に行かないからなんなんだよ。行かなくたって卒業できるし、勉強だってせいぜい分数の掛割とか、ひろしくんが分速100mで歩いてお兄さんが15分後に分速500mのチャリで追いかけていつ忘れ物をひろしくんに届けるかとか、独学でどうとでもなるアホみたいな問題です。
情操教育?集団生活?その結果がこれだよ。
引きずってでも行かせようとするのは結局世間体を気にする・それか「学校は行くもの」という常識で頭がガチガチになった母のエゴだったといまでも思っています。
閑話休題。「学校行きなさい!」「なんで行かないの!」「絶対行かせるよ!」責め立てる母。頭がぶっ壊れそうでした。お母さん、お母さんがもし職場で毎日悪口言われて、ペアワークで一人余ってクスクス笑われて、出来ないことを犯罪でも犯したかのように集団で糾弾され、それでも職場に行きたいと思えますか?そんなことを考えていましたが、あまりの剣幕に口をはさむ隙すらありませんでした。頭のなかがパンパンになって爆発しそうだった私はこの一言に全てを込めました。
「学校行くぐらいなら死んでやる!!」
その瞬間、同じ座敷で興味なさげに黙っていた父に蹴り飛ばされていました。
「どうやって死ぬんだよ!言ってみろコラァ!!!」ドコドコと蹴りを続ける父。
普段静かな父が大声を上げて私を蹴り飛ばしていることが信じられず、体を丸めてひたすら蹴りと罵声が過ぎ去るのを待っていました。そこからのことは覚えていません。学校に行ったのか、その日も休んだのか。父はどうしたのか、母はどうしたのか。
ただしっかりと言えることは、「本当に死ぬほど登校が嫌だったこと」「死ぬ方法もちゃんと考えていたこと」。ちなみに死に方候補は①通学路にある踏切近くの野っ原に潜み、電車が来た瞬間侵入。②首吊り(定型・非定型やどう結び、どこを締めれば逝けるかもリサーチ済)。
お父さんは子供の軽々しいハッタリだと思い「どうやって死ぬんだよ!」と言ったんでしょうね。割と本気でした。勇気がないからまだ生きてるけど。
それ以来一度も父には暴行されたりはしていません。今の父はたまに冗談も言うし、買い物や病院にも連れて行ってくれる。
ただ、10年経った今でも父は私の恐怖の対象です。ODしたりして錯乱状態になっているとき、無意識に口から「お父さんごめんなさい」「蹴らないで」とか出てきます。
世の中のお父さんお母さん、小学生くらいの時に受けた衝撃的な出来事は大人になっても恐怖体験として根強く残ります。気をつけましょうね。
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